SIer転職で年収アップは可能?高年収転職先と評価されるスキル

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この記事では、「SIer転職で年収は上がるのか」というテーマで、平均年収や種類別の年収差、転職で年収アップしやすい人の特徴を解説します。

社内SE・ITコンサル・Web系・クラウド領域など、SIer経験を活かせる転職先や、年収アップにつながるスキル・職務経歴書の書き方まで紹介します。

この記事の結論!
  • SIer転職で年収アップは十分狙えるが、上流工程・PM・クラウド・インフラなど評価されやすい経験があるかで差が出る
  • SIerの年収は、大手SIer・メーカー系SIer・ユーザー系SIer・独立系SIer・外資系SIerなど、会社の種類や商流によって大きく変わる
  • 今の年収が妥当か不安なら、レバテックキャリア・TechGo社内SE転職ナビなどの転職エージェントで求人相場を確認しておくと判断しやすい
  1. SIer転職で年収アップは狙える?
    1. SIer転職で年収が上がりやすい人
    2. SIer転職で年収が上がりにくい人
  2. SIerの平均年収と中央値の目安
    1. 平均:578.5万円|中央値:500万円前後
    2. SIer30歳社員の年収目安
    3. 企業規模ごとの平均年収
  3. SIerの種類別に見る年収の違い
    1. メーカー系SIerの年収
    2. ユーザー系SIerの年収
    3. 独立系SIerの年収
    4. 外資系SIerの年収
  4. SIer年収ランキングを見るときの注意点
    1. 5大SIerの年収は高いが入社難易度も高い
    2. 大手SIerの年収は福利厚生込みで見る
    3. 転職偏差値よりも自分との相性を見る
  5. SIer転職で年収アップしやすい転職先
    1. 大手SIerへ転職する
    2. 社内SEへ転職する
    3. ITコンサルへ転職する
    4. Web系企業へ転職する
    5. クラウド・インフラ領域へ転職する
  6. SIer転職で年収アップするために必要なスキル
    1. 上流工程・要件定義の経験
    2. PM・プロジェクトマネージャー経験
    3. クラウド・インフラの実務経験
    4. AI時代に評価されるスキル
    5. 資格は年収アップの補助材料になる
  7. SIer転職で年収アップする職務経歴書の書き方
    1. 履歴書では希望年収を先に出しすぎない
    2. 職務経歴書では担当工程を明確にする
    3. 実務経験は数字で伝える
    4. 個人情報が不安な場合は転職エージェントに確認する
  8. SIer転職で年収アップを狙うなら転職エージェントを使うべき理由
    1. 自分の市場価値を確認できる
    2. 非公開求人を紹介してもらえる
    3. 年収交渉を任せやすい
    4. SIer転職におすすめの転職エージェント
  9. SIer転職で年収アップを目指す前に確認すべきこと
    1. 年収と働き方の優先順位を決める
    2. 今の会社で年収アップできる可能性も確認する
    3. 転職後に年収が下がるケースもある
  10. SIer転職と年収に関するよくある質問
    1. SIer転職で本当に年収アップできますか?
    2. 他業界と比べてSIerの年収は低いのでしょうか?
    3. SIerから社内SEに転職すると年収は上がりますか?
    4. SIerからITコンサルに転職すると年収は上がりますか?
    5. SIer転職で年収アップするには何年経験が必要ですか?

SIer転職で年収アップは狙える?

結論からいうと、SIer転職で年収アップは十分に狙えます。

ただし、「SIer経験があるから必ず年収が上がる」というわけではありません。

年収が上がるかどうかは、今まで担当してきた工程、案件の規模、顧客折衝の経験、マネジメント経験、クラウドやインフラなどの専門スキルによって大きく変わります。

SIer転職で年収が上がりやすい人

SIer転職で年収が上がりやすいのは、転職先で再現性のある経験を持っている人です。

単に「SIerで働いていました」だけでは弱く、どの工程を担当し、どのような課題を解決し、どのような成果を出したのかを説明できる人ほど評価されやすくなります。

具体的には、以下のような人は年収アップを狙いやすいです。

  • 要件定義や基本設計など上流工程の経験がある人
  • PM・PL・プロジェクトマネージャーとして進捗管理や課題管理をした経験がある人
  • 顧客折衝やベンダーコントロールの経験がある人
  • AWS、Azure、Google Cloudなどクラウドの実務経験がある人
  • インフラ設計・構築、セキュリティ、ネットワークの経験がある人
  • プライム案件や大規模案件に関わった経験がある人
  • 業務改善やコスト削減など、成果を数字で説明できる人

特に強いのは、上流工程とマネジメント経験を持っている人です。

SIerの仕事では、開発そのものよりも、顧客の要望を整理したり、関係者を調整したり、プロジェクトを前に進めたりする力が求められる場面が多くあります。

この経験は、大手SIerへの転職だけでなく、社内SEやITコンサルへの転職でも評価されやすいです。

年収アップしやすい人に共通しているのは、自分の経験を相手企業のメリットに変換できていることです。

自分では普通の業務だと思っていても、転職市場では評価される経験が埋もれていることがあります。

だからこそ、転職活動を始める前に、担当工程、案件規模、使用技術、成果、顧客との関わり方を整理しておくことが重要です。

SIer転職で年収が上がりにくい人

一方で、SIer転職をしても年収が上がりにくい人もいます。

特に注意したいのは、経験年数はあるものの、転職市場で評価されるスキルや実績をうまく説明できないケースです。

たとえば、以下のような状態だと、年収アップはやや難しくなります。

  • 運用保守や監視業務が中心で、設計や構築の経験が少ない
  • テストや資料作成が中心で、担当範囲を広げられていない
  • SESで案件を選べず、スキルが積み上がっていない
  • 自分が何を担当したのか職務経歴書で説明できない
  • 資格はあるが、実務経験と結びついていない
  • 年収だけを見て求人を選んでいる

もちろん、運用保守やテストの経験が無駄という意味ではありません。

実際、システムの安定稼働を支える重要な仕事です。

ただし、転職で年収アップを狙う場合は、「今後さらに上の工程を任せられるか」「設計や改善まで担当できるか」「顧客やチームを動かせるか」が見られやすくなります。

つまり、年収が上がりにくいのは経験が浅い人だけではなく、経験を価値として伝えられていない人でもあります。

年収が上がりにくい状態改善の方向性
運用保守だけを担当している改善提案、自動化、障害対応の実績を整理する
テスト中心の経験しかない品質改善やテスト設計の経験を具体化する
SESで案件を選べない次に積みたいスキルを決めて求人を選ぶ
職務経歴書が作業内容だけになっている担当工程、成果、工夫した点を数字で書く

SIer転職で年収アップを狙うなら、自分の現状を正しく把握し、足りない経験をどう補うかまで考えることが重要です。

SIerの平均年収と中央値の目安

ここでは、SIerの年収にまつわるデータを解説します。

SIerの年収を見るときは、「SIer全体でいくら」とひとまとめにするより、受託開発のシステムエンジニア、企業規模、年齢、スキルレベルに分けて見ましょう。

平均:578.5万円|中央値:500万円前後

SIerの平均年収は、受託開発SEの公的データをベースにすると578.5万円がひとつの目安です。

平均年収と中央値の違いは、ざっくり言うと以下の通りです。

指標意味見るときの注意点
平均年収全員の年収を合計して人数で割った数字高年収層がいると数字が上がりやすい
中央値年収順に並べたとき真ん中にくる数字一般的な社員の感覚に近い
求人年収求人票に書かれた想定年収経験・スキル次第で上下する

私の感覚でも、SIerの年収を考えるなら平均年収だけを見ない方がいいです。

特に大手SIerや外資系、ITコンサルに近いポジションは年収が高くなりやすいので、平均値が実態より高く見えることがあります。

一方で、現場で開発・運用保守を担当している若手SIer社員の場合、いきなり平均年収の578.5万円に届いていない人も普通にいます。

20代後半で400万円台、30歳前後で500万円前後、上流工程やPM経験がある人で600万円以上というイメージを持つと、実態に近いです。

参照:厚生労働省・職業情報提供サイトjob tag「システムエンジニア(受託開発)」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/312

SIer30歳社員の年収目安

SIer30歳社員の年収目安としては、30歳前後なら400万円台後半〜600万円台前半くらいを見ておくと現実的です。

大手SIerやユーザー系SIerで、要件定義・基本設計・PM補佐まで経験している人なら600万円以上を狙える可能性があります。

一方で、中小SIerやSES寄りの企業で、運用保守やテスト中心の場合は400万円台にとどまるケースもあります。

以下は、レバテックキャリアが令和元年賃金構造基本統計調査をもとに加工したデータです。

30〜34歳SEの年収目安10〜99人100〜999人1,000人以上
男性SE約487万円約516万円約612万円
女性SE約421万円約466万円約548万円

このデータを見ると、30歳前後のSIer年収は会社の規模でかなり差が出ることがわかります。

特にSIer転職で年収アップを狙うなら、30歳前後はかなり重要なタイミングです。

20代のうちはポテンシャルも見てもらえますが、30歳を超えると「何年働いたか」より「何を任されてきたか」が見られやすくなります。

企業規模ごとの平均年収

SIerの年収は、企業規模が大きいほど高くなりやすい傾向があります。

マイナビIT AGENTの記事では、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、企業規模別のソフトウェア作成者の平均年収を以下のように紹介しています。

企業規模平均年収
企業規模計(10人以上)557万5,800円
10〜99人512万3,000円
100〜999人556万1,600円
1,000人以上598万4,200円

この表を見ると、企業規模が大きくなるほど平均年収も上がる傾向があります。

さらに、上場SIerに絞ると年収水準はかなり高くなります。

以下は、Publickeyが有価証券報告書をもとに整理した2025年版のSIer/システム開発系企業ランキングです。

企業名平均年収
野村総合研究所1,322万円
電通総研1,123万円
オービック1,103万円
日本電気963万円
富士通929万円
TIS801万円
SCSK788万円

ただし、ここで注意したいのは、上場企業の平均年収はその会社全体の平均であり、若手社員や中途入社者が必ずその金額をもらえるわけではない点です。

特に大手SIerは平均年齢が高めだったり、管理職・高度専門職が平均を押し上げていたりします。

転職時に見るべきなのは、会社全体の平均年収だけではなく、自分が応募する求人の想定年収、残業代、賞与、評価制度、福利厚生です。

SIerの種類別に見る年収の違い

SIerの年収は、会社の種類によってかなり差が出ます。

同じSIerでも、メーカー系SIer、ユーザー系SIer、独立系SIer、外資系SIerでは、案件の取り方や評価制度、利益率、親会社との関係が違うからです。

種類代表企業例平均年収の目安特徴
メーカー系SIer富士通、NEC、日立製作所900万円台前後の大手もある安定性・大規模案件・福利厚生が強み
ユーザー系SIerNTTデータ、SCSK、CTC、日鉄ソリューションズ700万円台〜1,000万円超の企業もある親会社・業界の給与水準に影響されやすい
独立系SIerオービック、大塚商会、TIS、BIPROGY700万円台〜1,000万円超まで幅広い企業ごとの収益性・商流で差が大きい
外資系SIer日本オラクル、SAPジャパン、日本IBM、アクセンチュア800万円台〜1,100万円台の例もある成果主義で高年収を狙いやすい

メーカー系SIerの年収

メーカー系SIerは、電機メーカーや製造業系のグループ企業、またはメーカー本体のIT・システム部門に近い企業です。

代表例としては、富士通、NEC、日立製作所、日立ソリューションズ、NECソリューションイノベータなどがあります。

メーカー系SIerの年収は、比較的高めで安定しやすい傾向があります。

親会社やグループ会社の案件、大規模な基幹システム、官公庁・金融・製造業向けの案件などに関わることが多く、事業基盤が安定しているためです。

企業名分類のイメージ平均年収の目安
富士通メーカー系SIer約965万円
日立製作所メーカー系SIer約936万円
NECメーカー系SIer900万円台前後の大手SIerとして扱われることが多い

メーカー系SIerの魅力は、年収だけでなく福利厚生や研修制度も含めて安定しやすい点です。

住宅手当、退職金、資格取得支援、リモート制度などが整っている企業もあり、長期的に働きたい人には向いています。

一方で、年収アップのスピードは評価制度に左右されやすいです。

年功序列寄りの会社では、若いうちから一気に年収を上げるというより、昇格や役職に応じて少しずつ上がるケースが多くなります。

SIer転職でメーカー系SIerを狙うなら、要件定義、基本設計、インフラ、クラウド、プロジェクト管理などの経験を整理しておくことが重要です。

単なる開発経験だけでなく、大規模案件でどの工程を担当したかまで伝えられると評価されやすくなります。

ユーザー系SIerの年収

ユーザー系SIerは、金融、商社、通信、製造、鉄道、エネルギーなど、事業会社の情報システム部門が独立してできたSIerです。

代表例としては、NTTデータ、SCSK、伊藤忠テクノソリューションズ、日鉄ソリューションズ、三菱総研DCSなどがあります。

ユーザー系SIerの年収は、親会社やグループの業界に影響されやすいです。

金融系、商社系、通信系、製造系など、親会社の収益力が高い業界では、給与水準も高めになりやすい傾向があります。

企業名分類のイメージ平均年収の目安
伊藤忠テクノソリューションズ商社系・ユーザー系寄り約1,028万円
SCSK住友商事系のユーザー系SIer約788万円
TIS大手SIer約801万円
NTTデータNTTグループ系の大手SIer大手SIerとして高水準の年収帯

ユーザー系SIerの特徴は、社内SEに近い働き方をしやすいことです。

親会社やグループ企業のシステムを長期的に支えるケースが多く、単発の受託開発よりも、業務理解や改善提案が重視されます。

入社を狙うなら、ユーザー部門との調整経験、業務改善、システム刷新、コスト削減、運用改善などを職務経歴書で具体的に書くと評価されやすくなります。

独立系SIerの年収

独立系SIerは、特定の親会社を持たず、さまざまな業界の企業から案件を受けるSIerです。

代表例としては、オービック、大塚商会、TIS、BIPROGY、SRAホールディングス、JBCCホールディングスなどがあります。

独立系SIerの年収は、企業によってかなり差があります。

高年収の独立系SIerもあれば、中小規模でSES寄りの働き方が中心となり、年収が伸びにくい企業もあります。

企業名分類のイメージ平均年収の目安
SRAホールディングス独立系SIer約1,283万円
オービック独立系SIer約1,103万円
大塚商会独立系SIer約1,028万円
JBCCホールディングス独立系SIer約1,027万円
TIS大手独立系寄りSIer約801万円

独立系SIerの良いところは、幅広い業界の案件に関われることです。

金融、製造、流通、公共、通信など、さまざまな業界のシステム開発を経験できるため、スキルの幅を広げやすいです。

ただし、年収アップを狙うなら、会社選びはかなり重要です。

見るべきポイントは、プライム案件が多いか、上流工程に関われるか、PMやPL経験を積めるか、クラウドやAIなど成長領域の案件があるかです。

同じ独立系SIerでも、プライム案件で要件定義やPMを任される会社と、二次請け・三次請けでテストや運用保守が中心の会社では、数年後の市場価値が大きく変わります。

外資系SIerの年収

外資系SIerは、グローバルIT企業の日本法人や、外資系コンサルファームのIT部門に近い企業です。

代表例としては、日本オラクル、SAPジャパン、日本IBM、アクセンチュア、アバナードなどがあります。

外資系SIerの年収は、日系SIerより高めになりやすいです。

企業名分類のイメージ平均年収の目安
日本オラクル外資系IT・SIer寄り約1,127万円
SAPジャパン外資系ERP・SIer寄り約1,028万円
日本IBM外資系SIer約912万円
アクセンチュア外資系ITコンサル・SIer寄り約871万円

外資系SIerの特徴は、年収が高い一方で成果主義の色が強いことです。

日系企業のように年功序列で少しずつ上がるというより、担当プロジェクトで成果を出せるか、専門性を発揮できるか、顧客に価値を出せるかが重視されます。

評価されやすい経験としては、クラウド、ERP、セキュリティ、データ、AI、PM、ITコンサル、グローバル案件などがあります。

SIerで要件定義やプロジェクトマネジメントを経験している人は、外資系SIerや外資系ITコンサルで年収アップを狙える可能性があります。

一方で、外資系は向き不向きもあります。

高年収を狙える分、業務負荷が高かったり、成果へのプレッシャーが強かったり、英語力が求められたりする場合もあります。

SIer年収ランキングを見るときの注意点

SIerの年収ランキングは、転職先を考えるうえでかなり参考になります。

ただし、ランキングの数字だけを見て「この会社に入れば自分も同じくらいもらえる」と考えるのは危険です。

5大SIerの年収は高いが入社難易度も高い

5大SIerや大手SIerは、年収水準が高い傾向があります。

一般的に5大SIerとして名前が挙がりやすいのは、NTTデータ、野村総合研究所、富士通、NEC、日立製作所などです。

企業名平均年収の目安特徴
野村総合研究所約1,322万円コンサル・金融ITに強く高年収
富士通約929万円大規模SI・官公庁・製造・金融に強い
NEC約963万円官公庁・通信・社会インフラ系に強い
日立製作所900万円台の大手として扱われることが多い社会インフラ・製造・公共系に強い
NTTデータ大手SIerとして高水準金融・公共・法人向け大規模案件に強い

ただし、5大SIerや大手SIerは入社難易度も高いです。

中途採用では、単に「SIerで働いていました」だけでは評価されにくく、上流工程、要件定義、基本設計、PM、プロジェクトマネージャー、顧客折衝、クラウド、インフラなどの経験が求められやすくなります。

大手SIerの年収は福利厚生込みで見る

大手SIerの年収を見るときは、額面年収だけでなく福利厚生まで含めて考えることが大切です。

理由は、同じ年収600万円でも、住宅手当、退職金、残業代、リモート勤務、資格取得支援、研修制度などによって実質的な待遇が変わるからです。

たとえば、求人票の年収が高く見えても、みなし残業代が多く含まれている場合があります。

逆に、額面年収はそこまで高くなくても、家賃補助や退職金制度、残業代の全額支給、リモート勤務制度が整っていれば、生活面での満足度は高くなりやすいです。

確認すべき項目見るべき理由
基本給賞与や退職金のベースになりやすい
賞与年収に大きく影響する
残業代固定残業込みか、別途支給かで差が出る
住宅手当実質的な手取りに近い影響がある
退職金長期的な待遇に関わる
リモート制度通勤時間や働きやすさに直結する
資格取得支援スキルアップしやすい環境か判断できる
評価制度昇給・昇格のしやすさに関わる

私なら、年収だけでなく以下のように比較します。

比較項目A社B社
想定年収650万円600万円
残業代みなし残業込み別途支給
リモート週1回週3回
住宅手当なしあり
担当工程詳細設計以降要件定義から担当
将来性現状維持になりやすい上流経験を積める

この場合、単純な年収だけならA社の方が高く見えますが、働き方や将来の市場価値まで考えるとB社の方が良い可能性もあります。

SIer転職で年収アップを狙うなら、今の年収だけでなく、数年後に市場価値が上がる環境かまで見ることが重要です。

転職偏差値よりも自分との相性を見る

SIer転職では、転職偏差値や企業ランキングを気にしすぎない方がいいです。

大事なのは、自分の経験、希望年収、働き方、キャリアの方向性と合っているかです。

判断軸確認すること
年収希望年収に届く可能性があるか
スキル自分の経験が活かせるか
キャリア上流工程、PM、クラウドなど伸ばしたい経験を積めるか
働き方残業、リモート、出社頻度が合うか
評価制度昇給・昇格の基準が明確か
企業文化自分の性格や働き方に合うか

SIer転職で見るべきなのは、転職偏差値ではなく、自分にとってのキャリア偏差値です。

つまり、以下のような視点です。

自分にとって重要なこと向いている転職先
年収を大きく上げたいITコンサル、外資系SIer、大手SIer
働き方を改善したい社内SE、ユーザー系SIer
技術力を伸ばしたいWeb系、クラウド・インフラ領域
安定性を重視したいメーカー系SIer、大手ユーザー系SIer
上流工程を経験したいプライム案件が多いSIer

転職偏差値は参考程度で十分です。

最終的には、自分の実務経験が評価されるか、希望する年収に届くか、今後伸ばしたいスキルを積めるかを基準に選びましょう。

SIer転職で年収アップしやすい転職先

SIerから年収アップを狙うなら、転職先の選び方がかなり重要です。

同じSIer転職でも、転職先によって評価される経験や年収の上がり方は変わります。

たとえば、今のSIerより上の商流にある大手SIerへ行くのか、社内SEとして事業会社に行くのか、ITコンサルとして上流工程に寄せるのかで、キャリアの伸び方はかなり違います。

大手SIerへ転職する

SIerから年収アップを狙うなら、大手SIerへの転職はかなり現実的な選択肢です。

大手SIerは、プライム案件や大規模案件に関わる機会が多く、給与水準や福利厚生も比較的高い傾向があります。

今の会社が中小SIerやSES寄りの企業であれば、大手SIerへ移るだけで年収アップを狙えるケースもあります。

特に評価されやすいのは、以下のような経験です。

  • 要件定義や基本設計など上流工程の経験
  • 顧客折衝やベンダーコントロールの経験
  • PM、PL、プロジェクトマネージャー経験
  • 大規模システム開発に関わった経験
  • クラウド、インフラ、セキュリティ領域の経験
  • 金融、製造、公共、通信など業界知識のある案件経験

大手SIerは、単に手を動かして開発できる人よりも、プロジェクト全体を前に進められる人を評価しやすいです。

アピール内容大手SIerで評価されやすい理由
要件定義・基本設計上流工程を任せやすい
顧客折衝プライム案件で活かしやすい
PM・PL経験大規模案件で必要とされやすい
業界知識金融・公共・製造などの案件で評価される
クラウド経験モダナイズ案件で需要が高い

ただし、大手SIerは入社難易度も高めです。

私なら、大手SIerを狙う場合は、職務経歴書で以下の3点をかなり意識します。

整理する項目書くべき内容
担当工程要件定義、基本設計、詳細設計、開発、テスト、運用保守のどこを担当したか
案件規模チーム人数、期間、ユーザー数、システム規模
成果納期遵守、品質改善、工数削減、障害削減など

大手SIerは、年収アップだけでなく、次のキャリアにもつながりやすい転職先です。

ただし、会社名だけで選ぶと、想像以上に調整業務が多かったり、技術に触れる機会が減ったりすることもあります。

年収だけでなく、担当できる工程、案件内容、働き方まで確認しておきましょう。

社内SEへ転職する

SIerから社内SEへの転職は、年収アップだけでなく働き方を改善したい人に向いています。

社内SEは、事業会社の情報システム部門として、自社システムの企画、導入、運用、改善、ベンダー管理などを担当します。

SIerのように外部顧客向けにシステムを作るのではなく、自社の業務を支える立場になるのが大きな違いです。

SIerから社内SEに転職するメリットは、以下の通りです。

  • 自社システムに長期的に関われる
  • ユーザーとの距離が近い
  • 残業や納期プレッシャーが改善する可能性がある
  • リモートや福利厚生が整った事業会社を狙える
  • ベンダーコントロールや要件定義の経験を活かせる

特に、SIerで要件定義、基本設計、顧客折衝、運用保守、ベンダー調整を経験している人は、社内SEでも評価されやすいです。

社内SEでは、技術力だけでなく「社内の困りごとを整理して、システムでどう解決するか」を考える力が求められます。

SIerでユーザー部門や顧客と会話してきた経験がある人は、そのまま活かしやすいです。

SIerでの経験社内SEでの活かし方
要件定義社内ユーザーの要望整理に活かせる
ベンダー調整外部SIerや開発会社の管理に活かせる
運用保守自社システムの安定稼働に活かせる
障害対応トラブル時の一次判断に活かせる
業務改善社内DXやシステム改善に活かせる

ただし、社内SEに転職すれば必ず年収が上がるわけではありません。

むしろ、年収だけを見ると、大手SIerやITコンサルより上がりにくいケースもあります。

そのため、社内SEへの転職では「仕事内容」をかなり確認した方がいいです。

ITコンサルへ転職する

SIerから大きく年収アップを狙うなら、ITコンサルへの転職は有力な選択肢です。

ITコンサルは、企業の業務課題を整理し、システム導入やIT戦略、DX推進、業務改善などを支援する仕事です。

SIerよりも上流工程に近い立場で関わることが多く、年収水準も高めになりやすいです。

特にSIer出身者は、ITコンサルと相性が良いケースがあります。

なぜなら、SIerで経験する要件定義、基本設計、顧客折衝、プロジェクト管理、ベンダーコントロールは、ITコンサルでもそのまま活かしやすいからです。

SIer経験ITコンサルで評価される理由
要件定義業務課題をシステム要件に落とし込める
顧客折衝クライアントとの会話に慣れている
PM・PL経験プロジェクト推進力を示せる
業務システム開発業務理解をもとに提案しやすい
ベンダー管理複数関係者を調整できる

ITコンサルで年収アップしやすい人は、単に技術に詳しい人ではありません。

技術を使って、顧客の業務をどう改善するかを考えられる人です。

たとえば、「会計システムの開発を担当しました」よりも、「会計システム刷新プロジェクトで、現行業務の課題整理から要件定義まで担当し、手作業だった月次集計業務の効率化に貢献しました」と伝えた方が、ITコンサル向けのアピールになります。

一方で、ITコンサルは向き不向きもあります。

年収は上がりやすいですが、資料作成、会議、調整、プレッシャーのある仕事も増えます。

開発が好きで、手を動かしてコードを書きたい人には合わない可能性もあります。

ITコンサルに向いている人ITコンサルで苦労しやすい人
顧客折衝が苦ではない開発だけをしていたい
業務改善に興味がある会議や資料作成が苦手
上流工程に行きたい仕様調整が嫌い
年収アップを強く狙いたい安定した働き方を最優先したい
論理的に説明するのが得意曖昧な課題整理が苦手

Web系企業へ転職する

SIerからWeb系企業への転職は、技術力を伸ばしたい人や自社サービス開発に関わりたい人に向いています。

Web系企業では、自社サービスやWebアプリ、SaaS、スマホアプリなどの開発に関わることが多く、SIerとは開発スタイルが大きく違います。

SIerでは、ウォーターフォール型の開発や大規模案件が多い一方で、Web系ではアジャイル開発、スピード感のある改善、ユーザー反応を見ながらの開発が重視されやすいです。

SIerWeb系企業
受託開発が中心自社サービス開発が中心
ウォーターフォールが多いアジャイル開発が多い
上流工程と分業しやすい設計から実装、改善まで関わりやすい
安定した大規模案件が多い変化の速いサービス開発が多い
顧客要件を満たす仕事ユーザー体験を改善する仕事

Web系企業への転職で年収アップを狙えるかは、スキルセットによります。

Java、PHP、Ruby、Python、Go、JavaScript、TypeScript、React、Vue.js、AWS、Docker、Kubernetes、CI/CDなど、Web系で使われやすい技術経験がある人は評価されやすいです。

逆に、SIerでの経験が古い技術や保守業務に偏っている場合は、いきなり年収アップするのは難しいこともあります。

Web系企業で評価されやすい経験は以下です。

  • Webアプリケーション開発経験
  • フロントエンド、バックエンドの実装経験
  • クラウド環境での開発・運用経験
  • アジャイル開発やスクラムの経験
  • 自動テスト、CI/CD、DevOpsの経験
  • ユーザー視点で改善した経験

SIer出身者がWeb系に転職するときに注意したいのは、「上流工程の経験」だけでは評価されにくい場合があることです。

Web系企業では、実際にコードを書けるか、サービス改善に関われるか、モダンな開発環境に慣れているかを見られやすいです。

そのため、職務経歴書では設計経験だけでなく、実装経験や使用技術も具体的に書く必要があります。

アピール項目書くべき内容
使用技術言語、フレームワーク、クラウド、DB
開発範囲フロントエンド、バックエンド、API、インフラ
改善実績性能改善、UI改善、障害削減、工数削減
開発体制アジャイル、スクラム、チーム開発経験
個人開発GitHub、ポートフォリオ、技術ブログなど

クラウド・インフラ領域へ転職する

SIerから年収アップを狙うなら、クラウド・インフラ領域への転職もかなり有力です。

クラウド・インフラ領域で評価されやすい経験は以下です。

経験年収アップにつながりやすい理由
クラウド設計・構築需要が高く、求人が多い
オンプレからクラウド移行SIerの既存経験を活かしやすい
セキュリティ専門性が高く評価されやすい
IaC・自動化運用効率化の実績として伝えやすい
SRE・DevOpsWeb系や自社開発企業でも評価されやすい

SIer出身者がクラウド・インフラ領域に行くメリットは、これまでの経験を活かしやすいことです。

たとえば、運用保守中心の経験でも、障害対応、監視、バックアップ、手順書作成、運用改善の経験はクラウド運用に活かせます。

そこにAWSやAzureの設計・構築経験、資格、IaCの知識を加えると、転職市場での見え方が変わります。

特に、運用保守から抜け出したいSIer社員にとって、クラウド領域は現実的なステップアップ先です。

いきなりPMやITコンサルを目指すのが難しくても、クラウド設計・構築、インフラ自動化、セキュリティ運用などに広げていけば、年収アップの可能性は高まります。

SIer転職で年収アップを狙うなら、クラウド・インフラ領域は今の経験を活かしながら市場価値を上げやすい転職先として検討する価値があります。

SIer転職で年収アップするために必要なスキル

SIer転職で年収アップを狙うなら、ただ開発経験があるだけでは少し弱いです。

評価されやすいのは、「上流工程に関われる」「プロジェクトを動かせる」「クラウドやインフラなど需要の高い領域を扱える」人です。

上流工程・要件定義の経験

SIer転職で年収アップを狙うなら、上流工程や要件定義の経験はかなり重要です。

要件定義では、顧客の要望を整理し、システムで実現する内容を決めていきます。

単に指示されたものを作るだけでなく、「何を作るべきか」を考える立場になるため、転職市場でも評価されやすくなります。

特に大手SIer、社内SE、ITコンサルを狙う場合は、要件定義や基本設計の経験があると強いです。

職務経歴書では、「要件定義を担当」と書くだけでなく、どんな課題を整理し、どのように関係者と調整したのかまで書くと伝わりやすくなります。

PM・プロジェクトマネージャー経験

PMやプロジェクトマネージャー経験も、年収アップにつながりやすいスキルです。

SIerでは、開発スキルだけでなく、納期・品質・コスト・メンバーを管理できる人が重宝されます。

特に大規模案件やプライム案件では、プロジェクトを前に進める力が求められます。

PM経験がまだなくても、PL、サブリーダー、進捗管理、課題管理、レビュー担当などの経験があればアピールできます。

たとえば、「5名チームの進捗管理を担当」「課題管理表を運用して遅延リスクを早期に共有した」など、具体的に書くと評価されやすいです。

クラウド・インフラの実務経験

クラウド・インフラの実務経験は、SIer転職で年収アップを狙いやすい領域です。

特にAWS、Azure、Google Cloud、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、運用自動化の経験は需要があります。

オンプレからクラウドへの移行案件や、既存システムのモダナイズ案件でも評価されやすいです。

運用保守中心の人でも、クラウドや自動化に経験を広げられれば、市場価値を上げやすくなります。

職務経歴書では、「AWSを学習中」だけでなく、「EC2、RDS、VPCを使った環境構築を担当」「監視業務を自動化した」など、実務に近い形で書けると強いです。

AI時代に評価されるスキル

AI時代に評価されるのは、AIツールを使えるだけの人ではありません。

SIer転職で評価されやすいのは、業務課題を整理し、AIやデータ活用でどう改善できるかを考えられる人です。

たとえば、業務フローの整理、データ基盤の整備、RPAや生成AIの活用、社内業務の効率化、AI導入プロジェクトの要件整理などは、今後評価されやすい経験になります。

開発者としても、AIでコードを書く力より、AIを使って設計・調査・テスト・ドキュメント作成を効率化できる力があると強いです。

SIerでは顧客の業務理解が重要なので、AI時代でも「業務を理解してITで改善する力」は価値が落ちにくいです。

資格は年収アップの補助材料になる

資格は、年収アップの直接的な決め手というより、スキルを裏付ける補助材料です。

基本情報技術者、応用情報技術者、プロジェクトマネージャ試験、AWS認定資格、Azure認定資格、情報処理安全確保支援士などは、SIer転職でも評価されやすい資格です。

ただし、資格だけで年収が大きく上がるわけではありません。

大事なのは、資格と実務経験をセットで伝えることです。

SIer転職で年収アップする職務経歴書の書き方

SIer転職で年収アップを狙うなら、職務経歴書では「何をやってきたか」だけでなく、「どの工程を担当し、どんな成果を出したか」を伝えることが重要です。

作業内容を並べるだけではなく、自分の経験が転職先でどう活かせるのかが伝わるように書きましょう。

履歴書では希望年収を先に出しすぎない

履歴書や応募時点では、希望年収を強く出しすぎない方が無難です。

もちろん希望年収を持つことは大切ですが、最初から「年収〇〇万円以上でないと不可」と出しすぎると、選考前に候補から外れる可能性があります。

年収交渉は、面接で評価が高まった後や内定前後に進めた方が通りやすいです。

まずは自分の経験やスキルをしっかり評価してもらい、そのうえで転職エージェント経由で交渉するのが現実的です。

職務経歴書では担当工程を明確にする

職務経歴書では、担当工程を必ず明確にしましょう。

「システム開発を担当」と書くだけでは、どこまで任されていたのかが伝わりません。

たとえば、以下のように書くと具体性が出ます。

悪い例良い例
業務システムの開発を担当販売管理システムの基本設計〜結合テストを担当
保守運用を担当障害対応、月次作業、運用改善、手順書整備を担当
プロジェクト管理を担当5名チームの進捗管理、課題管理、レビュー調整を担当

要件定義や基本設計、顧客折衝、PM補佐、ベンダー管理などの経験があるなら、必ず書いた方がいいです。

SIer転職では、上流工程やマネジメントに近い経験ほど年収アップにつながりやすくなります。

実務経験は数字で伝える

実務経験は、できるだけ数字で伝えると説得力が増します。

「頑張りました」「改善しました」だけでは、採用側に成果が伝わりにくいです。

たとえば、以下のような数字を入れると評価されやすくなります。

  • チーム人数:5名チームのサブリーダーを担当
  • 案件規模:利用ユーザー数約1,000名の社内システム
  • 期間:6か月間の基幹システム刷新プロジェクト
  • 改善効果:手作業の集計時間を月10時間削減
  • 品質改善:リリース後の問い合わせ件数を20%削減
  • 運用改善:定型作業を自動化し、作業時間を半減

数字があると、採用側が「どのくらいの規模で、どんな成果を出した人なのか」をイメージしやすくなります。

特に年収アップを狙うなら、担当業務だけでなく成果まで書くことが大切です。

個人情報が不安な場合は転職エージェントに確認する

転職活動で個人情報が不安な場合は、転職エージェントに事前確認しておきましょう。

特にSIer業界は取引先や常駐先が多いため、「今の会社に転職活動がバレないか」「取引先企業に応募情報が出ないか」と不安になる人もいると思います。

基本的に、転職エージェントが本人の許可なく企業へ応募情報を出すことはありません。

ただし、不安がある場合は以下を確認しておくと安心です。

確認すること理由
現職企業をブロックできるか勤務先に情報が伝わるリスクを避けるため
取引先企業への応募を制限できるか常駐先や顧客企業とのトラブルを避けるため
応募前に必ず確認してもらえるか勝手に書類提出される不安をなくすため
職務経歴書の公開範囲個人情報の見え方を確認するため

個人情報が不安で転職活動を止めるのはもったいないです。

不安な点は最初に転職エージェントへ伝えて、公開範囲や応募先の管理を確認しておきましょう。

SIer転職で年収アップを狙うなら転職エージェントを使うべき理由

SIer転職で年収アップを狙うなら、転職エージェントは使った方がいいです。

理由は、自分だけで求人を探すよりも、「今の経験でどのくらいの年収を狙えるのか」「どんな会社なら年収アップしやすいのか」を確認しやすいからです。

自分の市場価値を確認できる

転職エージェントを使う一番のメリットは、自分の市場価値を確認できることです。

SIerで働いていると、今の年収が高いのか低いのか判断しにくいです。

社内の評価制度だけを見ていると、自分の経験が転職市場でどれくらい評価されるのかもわかりません。

転職エージェントに相談すれば、要件定義、基本設計、開発、運用保守、PM、クラウド、インフラなどの経験をもとに、狙える求人や年収帯を教えてもらえます。

たとえば、今の会社では評価されていない経験でも、別のSIerや社内SE、ITコンサルでは評価されることがあります。

転職するかどうかを決める前に、自分の市場価値を知っておくことが大切です。

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを使うと、一般には出ていない非公開求人を紹介してもらえることがあります。

特に大手SIer、社内SE、ITコンサル、クラウド・インフラ領域の求人は、非公開で募集されるケースもあります。

非公開求人には、以下のようなものがあります。

  • 大手SIerの上流工程ポジション
  • 社内SEやDX推進ポジション
  • ITコンサルやPMO求人
  • クラウド、インフラ、セキュリティ系求人
  • 年収アップを狙いやすい経験者向け求人

自分で求人サイトを見ているだけだと、どうしても見つけられる求人に限界があります。

選択肢を広げる意味でも、転職エージェントに相談しておく価値はあります。

年収交渉を任せやすい

SIer転職で年収アップを狙うなら、年収交渉も重要です。

ただ、自分から企業に「年収を上げてほしい」と言うのはなかなか難しいと思います。

強く言いすぎると印象が悪くなりそうで、不安になる人も多いはずです。

その点、転職エージェント経由なら、現年収、希望年収、スキル、他社選考状況などを踏まえて年収交渉を進めてもらいやすいです。

特に、複数社から内定が出ている場合や、企業側の評価が高い場合は、年収交渉の余地が出ることもあります。

もちろん必ず年収が上がるわけではありませんが、自分一人で交渉するよりは進めやすいです。

SIer転職におすすめの転職エージェント

SIer転職で年収アップを狙うなら、ITエンジニアやITコンサル、社内SEに強い転職エージェントを選ぶのがおすすめです。

転職エージェント向いている人
レバテックキャリアSIer経験を活かしてITエンジニア転職をしたい人
TechGo年収アップやITコンサル寄りの転職を狙いたい人
GeeklyIT・Web系企業も含めて幅広く見たい人
社内SE転職ナビSIerから社内SEを目指したい人
アクシスコンサルティングSIerからITコンサルに転職したい人
キッカケエージェントキャリア相談をしながら転職先を考えたい人

個人的には、転職エージェントは1社だけでなく、2〜3社は登録して比較した方がいいと思います。

担当者との相性や紹介される求人が違うからです。

まずは求人相場を確認し、自分の経験でどれくらい年収アップを狙えるのかを知るところから始めるのがおすすめです。

SIer転職で年収アップを目指す前に確認すべきこと

SIer転職で年収アップを目指す前に、まず何を一番優先したいのかを整理しておくことが大切です。

年収だけを見て転職すると、残業が増えたり、仕事内容が合わなかったりして後悔する可能性があります。

年収と働き方の優先順位を決める

SIer転職では、年収と働き方の優先順位を先に決めておきましょう。

たとえば、多少忙しくても年収を上げたいのか、年収は大きく上がらなくても残業を減らしたいのかで、選ぶべき転職先は変わります。

優先したいこと向いている転職先
年収を大きく上げたいITコンサル、大手SIer、外資系SIer
働き方を改善したい社内SE、ユーザー系SIer
技術力を伸ばしたいWeb系企業、クラウド・インフラ領域
安定性を重視したいメーカー系SIer、大手ユーザー系SIer
上流工程に進みたいプライム案件が多いSIer、ITコンサル

今の会社で年収アップできる可能性も確認する

転職を考える前に、今の会社で年収アップできる可能性も確認しておきましょう。

すぐに転職しなくても、部署異動、担当工程の変更、資格取得、昇格、PM・PLへの挑戦で年収が上がる場合があります。

ただし、今の会社で年収が上がる見込みがほとんどないなら、転職を検討する価値はあります。

たとえば、評価制度が年功序列で昇給幅が小さい、運用保守から抜け出せない、SESで案件を選べない、上流工程に関われない場合は、環境を変えた方が早いこともあります。

大事なのは、今の会社に残る場合と転職する場合を比較することです。

比較項目今の会社転職先
年収昇給の見込みがあるか入社時点で上がるか
経験上流工程に進めるか市場価値が上がる経験を積めるか
働き方残業や出社頻度に不満はないか希望条件に合うか
将来性3年後に成長できているか次のキャリアにつながるか

転職は手段のひとつです。

今の会社で年収アップやスキルアップが見込めるなら、焦って転職しなくても問題ありません。

転職後に年収が下がるケースもある

SIer転職では、必ずしも年収が上がるとは限りません。

特に、転職先や職種を大きく変える場合は、一時的に年収が下がるケースもあります。

たとえば、SIerから社内SEに転職する場合、働き方は改善しても年収が下がることがあります。

Web系企業に転職する場合も、モダンな開発経験が少ないと、最初は現年収より低い条件になる可能性があります。

転職パターン年収が下がる可能性がある理由
SIerから社内SE働き方改善寄りの求人では年収が大きく上がりにくい
SIerからWeb系モダンな開発経験が不足していると評価されにくい
運用保守から上流工程未経験扱いに近くなる場合がある
開発からIT企画役割が変わり、最初は実績を見られる
大手から中小企業給与テーブルや福利厚生が下がる場合がある

ただし、年収が一時的に下がる転職がすべて悪いわけではありません。

たとえば、今より上流工程に関われる、クラウドやAIなど成長領域の経験を積める、残業が減って学習時間を確保できるなら、長期的にはプラスになることもあります。

転職後に積める経験、働き方、評価制度、次の転職での市場価値まで考えて判断しましょう。

SIer転職と年収に関するよくある質問

SIer転職で本当に年収アップできますか?

SIer転職で年収アップは十分狙えます。

ただし、上流工程・要件定義・PM・クラウド・インフラなど、転職市場で評価されやすい経験があるかで差が出ます。

運用保守やテスト中心でも、改善実績や自動化経験を具体的に伝えられれば、年収アップにつながる可能性があります。

他業界と比べてSIerの年収は低いのでしょうか?

SIerの年収が一概に低いとは言えません。

大手SIer、ユーザー系SIer、外資系SIer、ITコンサル寄りの企業では高年収を狙えます。

一方で、中小SIerやSES寄りの企業では、商流や評価制度の影響で年収が伸びにくいこともあります。会社の種類と担当工程で差が出やすい業界です。

SIerから社内SEに転職すると年収は上がりますか?

SIerから社内SEに転職して年収が上がるかは、転職先の企業規模やポジションによります。

DX推進、IT企画、業務システム刷新、ベンダー管理などに関われる社内SEなら年収アップを狙いやすいです。

ただし、ヘルプデスクや情シス運用中心の求人では、年収が横ばい・下がる場合もあります。

SIerからITコンサルに転職すると年収は上がりますか?

SIerからITコンサルへの転職は、年収アップを狙いやすい選択肢です。

特に、要件定義、顧客折衝、PM、PMO、業務改善、システム導入支援の経験がある人は評価されやすくなります。

ただし、資料作成や調整業務、顧客対応の比重が増えるため、仕事内容が自分に合うかも確認しましょう。

SIer転職で年収アップするには何年経験が必要ですか?

目安としては、3年以上の実務経験があると年収アップ転職を狙いやすくなります。

ただし、年数よりも経験の中身が重要です。要件定義、基本設計、開発、運用改善、クラウド、PM補佐など、何を任されてきたかで評価は変わります。

経験年数が短くても、成果を具体的に伝えられればチャンスはあります。

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